椎骨動脈解離で手術を選択した話【大病院で診察編】

色々と迷惑がかかる可能性もあるので、近所の病院も手術でお世話になる病院も具体的な名前は出しませんが、生まれてはじめての(紹介状が必要なくらいの)大病院へ(以下ずっと大病院と書きます)。

最寄駅からは電車で40分くらい。通院となるとこのご時世もあって少しツラい距離です。

一旦、家に戻り、何があっても困らないように入院準備をしておいた鞄を持って大病院へ。

駅からのシャトルバスなどに乗って着いたのは11時前、初診用の用紙を書いて窓口に出そうとしたところ、

「午前中の診察 CLOSE 11:00」

我ながらタイミング悪っ!と一瞬すごく落ち込みましたが、こちらの様子を見ていた窓口の方が声をかけてくださいまして、事情を説明すると受け付けてくれました。

その際に約束した先生の名前と自分の名前を伝えると、カウンター貼ってあった付箋と照合できたのか、とてもスムーズに進めていただけました。

一年前に尿路結石で行くことになった病院とは全然違うなぁと感心しました。

問診から検査、入院手続きまで

最初に呼ばれるまで1時間くらい待たされるのかなぁと思っていましたが、10分するかしないかのうちに呼ばれ、簡単な問診(アレルギー聞かれたりとか血圧計ったりとか)のあと、検査を一周しました。

採血 ⇒ 採尿 ⇒ 胸部レントゲン

ひとつひとつ待たされるかと思いきや、待ってる人がほとんど誰もおらず、整理券を取っても直ぐに呼ばれる感じで15分くらいで終了。

そのあと、脳外科での診察となりました。

変わらぬ診断

地元の病院で聞いた内容とほぼ同じことを丁寧に説明されました。

いわゆる動脈瘤[嚢(のう)状動脈瘤]と解離性の動脈瘤の違いや、開頭(クリッピング)手術と血管内手術の方法やリスクの違いなどを聞きました。

色々と説明はうけましたが、一言で集約すると「開頭してみなければわからない」ということがわかりました。

もちろん、このままもう少し様子をみて自然治癒に期待することもできましたが、その期待値と放置するリスク、解離が大きくなってしまうリスクを考えると、私の場合は手術をしないという選択肢は考えられませんでした。

もちろん手術は怖いですしリスクもあるので、心情的には手術はしたくないですが、冷静に考えると手術はすべきだろうという真逆の答えが同居している状態でした。

造影検査

地元の病院の先生から「大病院ではもう少し詳しい血流の検査とかできると思うから」と聞いていたので、大病院の先生に「手術の決心の前にもう少しだけ詳しい検査ができると聞いたのですが」と聞いてみたところ、造影剤を用いた検査というのがあることを教えてくれました。

血管に造影剤を入れて患部をハッキリと撮影する方法です。

患部の破裂リスクや、MRIでは映しきれなかった何かがわかればいいなと、そして願わくば「これなら手術しなくても大丈夫だね」となってくれることを期待して造影検査をお願いすることにしました。

いずれにせよ手術をする場合はこの検査を事前にやるとのことで、手術自体はやると決めていたのでは、あとはいつやるかというのを決めるだけでした。

まぁ、、地元病院さんのMRIはかなり性能がいいから、あまり変わらないかもだけどね…

何度も淡い期待を裏切られる一日でした。

造影検査は二泊三日の入院を必要とする検査で、この診察の翌週に行うことになりました。


椎骨動脈解離で手術を選択した話【入院・造影検査編・1日目】に続く⇒

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