勝手に回答シリーズ第5弾です。
今回の疑問
DWの技術書を読んだら、コード画面じゃなくてデザイン画面の挿入ボタンでタグを挿入したりと、見た目から入るコーディング方法だったんですがコレで良いのかな?
始めは直接コードを書く練習で地道にやった方がいいのか、効率性を考えて便利な機能を始めから使うのもアリなのか…どうなんだろう??
よく議論されることのひとつですね。
僕なりの回答
回答としては「(マークアップの)意味を理解していればどちらでも大丈夫」です。
たぶんこの問題はディベートができるくらいに意見が分かれると思いますし、どちら側に立っても討論できるくらいには善し悪しがそれぞれにあると思います。
DWの技術書に具体的にどのように書いてあったのかは想像するしかないですが、おそらくこういう感じのことかと想定しての回答になります。
意味がわかっていないと挿入タグを選べない
タグを挿入するのは便利な機能ですが、その部分が「リスト」なのか「段落」なのか「見出し」なのかがわかっていないと選べないでしょう。
それが理解できているのであればこのツールは「タイピングの時間を節約している」に過ぎません。
つまりこの機能が使えるということはマークアップを理解しているということでしょう。
別途まとめた記事初心者がコーディングを効率よく学び、実践レベルで使えるようになる勉強方法と順番を考えてみましたで言えば、ステップ3前後です。
もちろんタイピングが早くなるのに越したことはありませんが、どの表現をどんなタグでマークアップするのかさえ認識できていれば、便利なツールはどんどん使っていけばよいと思います。
実際にEmmetなどは、マークアップを効率化するのに多くのエンジニアに推奨されたりしています。
地道にやった方がいい場合
これは人の特性にもよりますが、これまでたくさんノートに文字を書いて勉強してきた人や、反復によって記憶するのが得意な人は書いた方がいいかもしれません。
上で「タイピングの時間を節約している」と書きましたが、実際は慣れてくるとツールを使うよりもタイプした方が早くなる日がくると思います。
ただ、最初のうちは、コードを書くだけで疲弊してしまい、勉強が進まないという感じであれば本末転倒ですので、任せられるところはツールに任せてもよいと思います。
絶対やらない方がいいこと
自動出力されたコードを意味も分からずにコピペするとか、見た目が実現できているからこれでいいやという判断で進めることは止めた方がいいでしょう。
いわゆる「わかった(できた)気になる」というのはそういったところから生まれるものかと思います。
もちろん、最初はわからなくても後にわかる日がくるのはその通りですし、最初はなんでもいいから自力で組み上げてみてる方がいいという意見にも賛成ですが、勉強する方法や手順をオススメするとなると、やっぱり基礎からの理解が結果的には効率もよくなるかなと思います。
さいごに
DWだけでなく、様々な便利ツールやエディタが溢れる中、何をどのように使っていくかは大きな課題のひとつかもしれません。
こうして文字に起こしてみて思ったのは、そのツールが人間の手作業の「何を効率化してくれているのか」を理解しながら使うのがベターで、「なんだかよくわからないけど便利だから使う」はスキルアップの妨げになってしまうものと思いました。
原理を理解し利器を用いて効率を学ぶ。
名言っぽく言ってみましたが、イマイチですね。